世界のはじまりから太鼓はあった。
太鼓が世界の鼓動をたたきだしたのだ。
とどろきながら、いっときも途絶えることなく、海岸に波が打ち寄せている。
ゆるやかな移ろいのなかで、四季が移り変わっていく。
鳥が渡ってきては、またどこかへと去っていく。
熊は冬ごもりをする。
理由はよくわからない。
しかし、すべてが完全なタイミングで行われる。
手首に手をあてて心臓の鼓動を感じてごらん。
生命の太鼓が、正確なリズムを打っている。
このタイミングが狂っているときには、あなたは病気だ。
                   ジマリー・バートン(チェロキー族)