4年前・・・
フェイスブックを開けると、「〇年前の今日」の記事が
トップに上がって来ます。
それは7年前であったり、去年であったり・・・、
AI的なものが無作為に選んでいるのだろうけど、
ふんふんそうだった、と横目で通り過ぎるときもあれば、
あぁ~、そうかぁ、もう〇年経つのかぁ、としみじみ振り返るときもあります。
4年前の10月8日は、私にとって、FOMALHAUTにとって、
忘れられない一日として、写真を見ればいつでも
しみじみしてしまう。
あれ?そういえばこの日のことをブログでどう書いたっけ?
と過去記事を見てみたら、報告記事、まったく書いていないじゃん。
遡り記事さえ無い・・・。うそ。(笑)
あぁぁそうだった。あのイベントが終わった直後から
父親の具合が悪くなり、翌年の2月に亡くなるまでの間、
何も書けなかったのだった。
4年前のことです。さかのぼりもいいところだけど
しみじみ思い出したので、写真で振り返ります。
2017年10月7日~8日。
修善寺いきいきプラザで行われた、日本ペンクラブ主催のイベント
「川端康成の伊豆」にて。
前日の7日に修善寺入り。前夜祭にも参加させて頂き、
近くの宿に宿泊。 翌8日、会場に行くと
大きなお部屋の隅のほうに着替え室がしつらえてあって、
そこが出演者全員の控室になっていて、
作家の先生も希林さんも、私たちまで、みんなご一緒。
モニター見ながら談笑したり、
浅田次郎さんが川端康成の生原稿を見せて下さったり。
なんとも夢のような控室でした。
FOMALHAUTはイベントの一番最後に演奏させて頂きました。
オオトリ?まさかね。(笑)
川端康成の文学からイメージして、新しい曲を
この日のために書き下ろした相方下山氏。
伊豆の踊子がワルツを踊る、というアイデアを聞かされたときには
えっ相方、そんなんで大丈夫か、と思ったのでしたが、
「スローダンサー」というその曲を
先生方みなさん絶賛して下さり、
さすがわが相方、と手のひら返し。(笑)
いや。ほんとに尊敬しました。こういう時にこんな曲が書けるなんて、
やっぱりさすがです。
いつもと違う緊張でしたが、
無事にステージを務めることができました。
そうそうたる作家の先生方とよく並んで立てたものです。
今思うと冷や汗ものでございます。
樹木希林さん。この日から1年経たずして亡くなられたのでした。
お元気だった時にご一緒させて頂いたことが
もはや奇跡としか思えない。
さっそうと風のようにすたすたと歩いていたかと思うと、
ご挨拶に来たひとたちを煙に巻くように、
「年寄りだから疲れちゃうのよ、座ったままで失礼するわ」と、
まるで映画でなさっているおばあさんのお芝居を
間近で見るようでした。
この日からもう4年、でもまだ4年・・・。
そうだった。うちの娘もまだ大学生で、
手伝いに来ていて。希林さんと一緒に写った写真は
宝物になりました。
打ち上げにて。
忘れられない一日。宝物の一日。
もう一度、記録としてこの日のポスター貼っておきます。
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