「ミミデカ」のこと。
前記事からの続きです。
そう、膝を正して、「ミミデカ」聴きました。
あの頃、少なからず、曲の歌詞とか、構成について、
理解できなくて言い合ったこともあります。
ライブに来てくれた方への態度とか、
そういうことでもケンカしたっけ。
私は、バンマス(もり氏)がやりたいことに参加はしていても、
彼の作り上げる音楽に共感していた、かというと、常に疑問もあって、
バンドは面白かったし、メンバーはみんな大好きだけど、
前記事に書いたようにシンドイことも多かったので、
彼の音楽にちゃんと向き合ってはいなかったかもしれない。
だけども時間が経って、今、客観的に聴いてみたら、
おやなんだろうこのバンドめっちゃかっこいいじゃないの。(笑)
ぜんぜん古臭くないどころか新しい、と感じる。
今も歌詞に難癖つけたくなる自分を棚に上げて良く聴けば、
そうか彼にとって歌詞は言葉じゃないんだな。
言葉は楽器のひとつだったんだ。と気づく。
緻密な変拍子がさらっと聴こえてきてすごく新鮮だったり、
全曲聴いて30分ちょっととは思えないほど
多彩な音色、多彩なリズム、
どれだけ重ねているのだろう。
彼がやりたかった音楽が、今なら良くわかる。
ああ、そうだったんだ、と理解できる。
良い悪いを超えて、共感を超えて、
ああ、なるほどそういうことか。と。
今さら遅すぎるけど。(笑)
符に落ちたような気がしました。
「ほらな、」と笑っているような気がするけれど、
こうして改めて振り返ることが、
もしかしたら彼の供養にもなっているのかな、
などとふと思う。
吉田さんが、「首をかしげる天才」と表現していたけど、
言い得てるなぁ。彼はほんとにちょっと首をかしげたくなる人だけど、
ほんとに天才だったと思う。
凡才の私のやり方がまどろっこしかったから、
あんなにボロクソだったのだろうな。
付いていけなかった部分はまさに自分の力不足。
でも今聴く、27年前の自分の笛の音は
ほほぉ、悪くないやん。て。(^^ゞ
そんな「ミミデカ」
もし、聴いてみたい、という方がいらっしゃいましたら、
こちらから購入できます。(リンクは↓に)
ちなみにわたくし古庄(旧姓鈴木)は、
このアルバムの中でオカリナは吹いていません。
竹の笛、リコーダー、そしてコーラスを担当しております。
ヴェンタインレコードCDネットショップ
↑こちらのサイトでこのジャケットをみつけてください。
しかしこのところ、オーパスタ再結成とか、
CDリミックスとか、
過去に戻っているような。いや、過去が今に戻ってきているような。
タイムトラベル現象。
不思議楽しい現象です。
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