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石のアルバム

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    海岸でひろった石ころにペイント。 ネイティブアメリカンの言葉を添えました。

「おなまえペン」で布に落書き

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    「布用おなまえペン」で無地のポーチやサコッシュに描いています。
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2015年2月 9日 (月)

トランスポ~~~ズ♪

相方Pおじさんも常に使っているデジタルピアノ。
私の場合はライブの現場で「弾く」ことはほとんどないけれど、
単独ソロのときには自動演奏できるデジタルキーボードを使用。
この、どちらにも付いている、ものすごーく便利な機能が

「トランスポーズ」 であります。
(下の写真の左上のあたりにあるボタンがそれ)

O0480036012830312782

トランスポーズとは移調できる機能で、
半音ずつ上げたり下げたり、
つまりカラオケで、歌いやすいキーに合わせるため、
音を上げたり下げたりするアレと同じ。

たとえばC調で書かれた楽譜通りに弾きながら
トランスポーズボタンでふた目盛上げれば出ている音はD調となるので
絶対にこのキーで吹きたい、という笛吹きや歌い手の伴奏としては
トランスポーズボタンをちょいちょいと押すだけでキーが変えられ
簡単便利~、というわけです。自動演奏も同じこと。

がしかし、便利の裏側には必ず落とし穴があって。
これで冷や汗かいたことも何度か。
たいていは解除するのを忘れて次の曲に行ってしまうケース。
単独ソロなら機械のせいみたいにしてやり直せるけれど、

あれはめずらしくFOMALHAUTで
相方が弾くピアノとは別に、
MIDI(自動演奏機能)キーボードを使ったときのこと。
音源使用の理由はダンスのための演奏だったゆえ、
完全にテンポと尺が決まっていたため。

本番開始、演奏が始まって気が付いた。
「えっ!!キーが違う!これじゃ・・・吹けない!!」
このとき、どうして対処したかというと、
演奏途中でちょちょっとキーボードのボタン押して、
出ている音のトランスポーズを解除。
ほかの手段は考えられなかったのよ・・・。(^_^;)
主役がダンスだったからできたこと。
演奏が主役だったらアウトです。

相方はすぐに気付いたけど
違うキーを発しているキーボードは私の前にあり、手が出せず、
「ゆきちゃんどうするんだろう」と達観するしかなかったんだと。
え~ん・・・。(T_T) Pおじさんはいいよね、
エニーキーOK、だからトランスポーズミスなんて怖くない。

(ちなみにPおじさんは絶対音感があるため
トランスポーズが逆に使えません。弾いてる音と出音が違うと
気持ち悪いそう。)

あたふたしたあとの伴奏の転調、
気がついたひともきっと多かっただろうなぁ・・・
申し訳ない。まったくもって情けない対処でした。

私もエニーキーOK と言えれば
瞬時にそのキーに合わせた音が出せるのに。
オカリナではなかなか難しい。

えーと。しまった。その話じゃなかった。((?_?) え~っ?!)

前置きが長くなりましたがつまり・・・・。
きょうのお話はFOMALHAUTのことではなく、

きのうの本番でのハプニングについて。
それも魔のトランスポーズのアクシデントだったと、
言いたかったのだった。

でもね、ここで私はけして伴奏者の間違いを
申し述べたいわけではないのです。
きのうのコンサートでピアノを弾いてくれた未央ちゃんは
本当に優しい音で寄り添ってくれる素晴らしいピアニスト。
感謝こそすれ、不満は何一つないのであります。

トランスポーズミスというのは、私自身もやっちまったように、
あくまでも不可抗力。ボタンひとつの便利は
ボタンひとつの間違いを起こす。

しかしそれによって奇跡も起きる。

きのうは、オカリナコーナー最後の曲、という場面で、

本来のキーはD調のはずが、
前奏が始まり、気がついたらデジタルピアノの出音がD♭でした。

1音吹いて瞬時に気がついて、
「わっ、半音低い。どうしよう」

伴奏を止めて最初からやり直すのもひとつの手だけど、
それはしたくなかった。

未央ちゃんは、
キーが違っていることに気づいてなかったし、
出音は半音低くても、ライブとして良い流れがそこにありました。

1小節進む中、吹きながらも瞬時に古びた脳ミソはフル回転。
時間にして3~4秒ではなかったか。

「半音低いということはD♭、運指を替えるか、いやだめだ
D♭って♭が5つもじゃん、とても無理だ。
じゃぁ間奏のところで別の管に持ち替えようか。A♭菅なら・・いやこれもだめ、
高音が足りなくなる。」

で、2小節目からどうしたかというと、
結局私は息圧を下げることで半音下げて、1曲を吹ききりました。

自分で言うのもなんだが、
息圧のコントロールで乗り切ると決めてから最後までの
集中力といったらなかったぜ。(笑)

一音一音にあれだけ集中したことがあっただろうか。
たぶん、としか言えないけれど、
息圧を下げたことでとても優しい音が出ていた気がする。

その1曲が終わったとき、オーディエンスから発せられたのは
ほぉ~っというため息。 ブーイングじゃなくてよかった。
あれ?もしかして私の緊張感が写ったため息だったか。(笑)

ほかの共演者も、誰もピッチが変わっていたことに
気付かなかったのはつまり、成功だった、ということであろうと。(笑)

この達成感、わかってもらえるだろうか。
いや、わっかんねぇだろうなぁ。(笑)

なんかね、とっても嬉しかったのよ。
本番中、誰にも気づかれず、乗り切ったこと。
吹ききれたこと。
何よりそれがミスを隠すだけのやっつけた演奏ではなく、
良い演奏になった、ということ。

あとで未央ちゃんはミスについて何度も謝ってくれたけど、
これはミスじゃない。
いろんな要素が重なって、
私に与えられた幸せな時間だった、とも言えるのです。

いつも、相方のPおじさんは
私が管を持ち間違っても、知らん顔してそれに合わせてくれる。
ケーナの名手topoさんとご一緒したときも、
出そこなった私を一瞬で察知して
これまた知らん顔して気付かれないよう、代わりに吹いてくれた。

なぜかといえば、お客さんにとっては
誰が間違えたとか、関係ないわけで。

ふたりの洞察力、音への集中力。
瞬時に対応できる高いスキルと 優しさ。

優れたミュージシャンほど、
涼しい顔で対処できるものだということを
私自身が助けられたことで体感してきたから、

そこにほんの少~しだけど、近づけた気がした。

圧と息の量をコントロールして半音下げるというのは
オカリナだからできること。
ただし、どんなオカリナでもできる、というわけではなく、
下げてもちゃんと「鳴る」オカリナでなければ
おかしいものになってしまう。
これが半音ではなく、1音だったら、
伴奏を止めてやり直すしか方法はありませんでした。

きのうの記事で、
「誰かと一緒にやることで新しい何かをみつけられる」
と書いたけど、

この出来事も、みつけた大事な宝物のひとつとなりました。
あくまでも、私の中で、 ですが。(笑)

この長すぎるお話に最後までお付き合い頂き、感謝します。(^^ゞ
更新し始めたと思ったらめっさ長文。 
節操なしとは私のことです。

申し訳ナス。(=^・^=)

そして 未央ちゃんありがとう。
未央の演奏、大好きです。また必ず一緒にやりましょう。
元気な赤ちゃんが産まれますように。(^o^)/
(未央ちゃんは8ヶ月の身重で演奏頑張ってくれました。)

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