輪郭
パステル曼荼羅アートの新作です。
白をはっきりさせたり黒い線を入れたりするのは
もしかしたら本来のパステルアートとは少し、
かけ離れれてしまうのかもしれないのですが、
性分、とでも申しましょうか、
描いていくうちにどうしても白黒はっきりさせたくなってしまう。
色と色の境目をあいまいにしたくない。
線の輪郭をくっきりと表現したくなるのです。
でも輪郭をはっきりさせることで効果がでるときと、
かえって奥行きがなくなってしまうときがあるのですね。
自分がこうしたい、という気持ちと、
描きたい方向が反対に向いてしまう。
客観的に見る目をいつも持たないと、
納得できるものは描けない・・・。
そーか、そーなんだな~。
なんてそんなことをね、
ひとりぶつぶつ言いながら画用紙に向かっていると、娘が。
「そういえばお母さんの作る料理も同じなんだよ。
良く言えば味がはっきりしてる。悪く言えば、
味が濃い??」
などとイキナリ。
突然なに~、ずいぶんわかったようなことを~。と一瞬カチンと動揺してしまったけれども。
(子供って成長すると、
こうして小賢しいことを言うようになるのよね~)
じつは確かにこれ、
私の全てに言えることかもしれなくて。
うっすらボカしていく技術や、曖昧さもまた必要だったり、
見る人が輪郭を想像できるような表現をすることも、
「奥行き」を見せる方法・・・。
曖昧さ、と、柔らかさ、は、紙一重なんだ。
そっか、演奏でも同じことが言えるのかもしれない。
うーん、さすが「曼荼羅」アート。あなどれません。
深いですよ~、かりん師匠~~。(^^ゞ
次の作品は少し変わっているかも。
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「日記・コラム・つぶやき2012」カテゴリの記事
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全く もぅ~ 師匠は止めて下さいませ(^^;)
特に女性は、男性に比べて 白黒はっきりさせたい生き物のようです。 別の角度から見れば、正義感の強さだったり、女性また母性の強さだったりが 自然とそうさせているようにも感じとれます。 前回の作品同様に、姉さんの芯の強さは隠しようがありませんね(^-^) もちろん、良い意味でですよぉ~~☆
自己表現のアートですから、心と違うように無難に描いたとしても、それは自分自身が気持ち良くないと思います。 ただし、自分はこういう人間だ!と決めつけてしまうのは勿体ないですから、あらゆる手法や、あえてブルーから脱して色を楽しんでみるのも如何でしょう? きっと、また別の発見があるやもしれません(^-^)
次回の作品、楽しみにしていま~す♪
投稿: かりん | 2012年4月11日 (水) 15時54分
そういえば一番最初の作品、
「悪女」ってタイトルでしたねぇ、(タイトルだったのか?)
曼荼羅って、どんな絵が出来上がるのか、
描き始めるときにはわからなくて、
2度と同じものが描けなくて、
きっとそういう、描きながらいろんなこと気付いたりする
プロセスが大切なのでしょうね。
きのうと今日は違うし、また新しい自分を発見できる。
楽しいです~~。(^^)/
色も、いろいろ冒険してみます。
投稿: yutsu | 2012年4月11日 (水) 22時21分