旅の思い出~インド編その1~
いざインドの旅について書こうと思うと、いったい何から書き出したらいいのだろうと、数日考えてしまいました。 私がインドを訪れたのは1992年の秋・・16年前です。そのたった一回の、しかもわずか1ヶ月半ほどの旅だけでインドを語れるわけもなく、友人の中には半年、一年旅した人も数人・・・。だけどさすがに、インドに行ったら成り行きで結婚式を挙げてしまった、というノーテンキはそうたくさん居ないだろうと思うので、(笑)そんなお話をしてみます。
上の写真はナシックのガートです。ナシックはインド西部マハラシュトラ州にあるヒンドゥー教の七大聖地のひとつ。有名なクンブ・メラの祭りが開催される場所でもありますが、バラナシよりも比較的庶民的なこじんまりしたガートです。ここにはひとりで行きました。
ここに着く前、私は東京で一緒に暮らしていた彼とともに南インドを回るツアーに参加していました。ツアーを終えたらそのまま帰国せずに、おたがいインド国内の別々な場所に2週間のひとり旅をして、その後デリーで合流する予定でした。
その南インドのツアーガイドをしてくれたSさんが、「あなたたちふたりは一緒に暮らしているのにどうして結婚しない?」とインド人らしい率直な疑問を投げかけてきたことから始まり、日本に居るときには「まぁそのうちね」とか「たぶんいずれは・・・」で済んでいたその答えが全く通用せず、「いずれするなら今すればいい」というインド人哲学(?)に押されるうちに「それもアリか?」ということになり、あれよあれよという間にデリーで結婚式を挙げることになってしまったのでありました。
デリー在住のSさんが現地で結婚式をコーディネートして待っていてくれるというので、私は予定通りひとり旅を決行。ボンベイ(今はムンバイ)からひとり列車に乗り込み、以前から行きたかった聖地ナシックに向かったのでした。
写真はガートで出会った愛する子供たち。彼らに会うために、毎日ガートに通いました。この写真から16年という月日が経っている・・・ということは、今のこの子たちはすっかり大人になっているんだなぁ・・・。ここで見知らぬ子供たちと過した数日間が、ひとりで歩いた旅の、一番の思い出です。
というわけでこのシリーズはまだまだ続く・・・
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インド。
暑い国。特別な国。
オカリナ姉さんにとっては一層熱くて特別な国なのでしょうね。
シーリズ楽しみにしております^^
投稿: ひょろすこ! | 2008年9月17日 (水) 22時11分