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石のアルバム

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    海岸でひろった石ころにペイント。 ネイティブアメリカンの言葉を添えました。

「おなまえペン」で布に落書き

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    「布用おなまえペン」で無地のポーチやサコッシュに描いています。
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2007年12月 8日 (土)

エル・コンドル・パサ

5日にお通夜と6日に密葬・火葬を終えて、少しほっとした夜を過しています。たくさんの方から、「ゆっちゃん大丈夫?」とご心配頂いておりますが、今はバタバタした毎日なのでちょっと疲れているような気もしていますが、とりあえず大丈夫。 家族でいろんなことを思い出しては泣き、可笑しいことがあればゲラゲラと笑い、食欲減退することもなく、(笑)それなりの日々。

親を送ることは、多くのだれもが通る道です。 若いときに親を亡くした友人の気持ちや、家で看取った友人の気持ち、親を突然亡くした友人の気持ち・・・ 自分がその立場になってみて、初めてわかる多くの現実・・・。

最後に看取ったのは父ひとりでしたが、母はその瞬間まで肩を上げて必死に呼吸していました。逝ったあとはとても穏やかで安らかな顔でした。 母は亡くなる少し前まで食べることができたので、最後の苦しい時を越えてもやつれることなく、とてもきれいでした。

亡くなる2ヶ月か・・3ヶ月ほど前のある日、母が突然、「私、『コンドルは飛んでいく』という曲が一番好き」と言いました。 コンドル・・が一番なの?と、少し意外に思って聞き返すと、きっぱりと、「そう。一番好きな曲」と言うのでした。・・・ふぅん、美空ひばりとか越路吹雪だと思ってた・・・。

「そう。できれば私のお葬式に、コンドルの曲を演奏してもらいたい・・・コンドルみたいに、羽ばたいていければいいなと思って・・・」 

・・・私は返す言葉がありませんでした。

「でも、お葬式で、井上さん(アンデネスのケーナ担当)たちに、赤いポンチョ着て演奏してもらったらおかしいかしら・・」などと言って、母は楽しそうにケラケラと笑って、それから泣いていました。

「あなたのオリジナルの曲も好きよ。コンドルか、あなたの曲か・・・」 (笑)いいよ。さっきコンドルが一番って言ってたじゃない。お母さんが望むなら私はなんでもするよ。井上さんができなかったら私がコンドルを吹く。 ・・・そう言いながら私も涙が止まりませんでした。

「あなたは無理よ。きっと泣いちゃって、吹けるわけないわよ」

そのとき父は、少し離れた場所で寝転がっていて、背中でその会話を聞きながら、「まったく、くだらないこと話やがって・・」と、少し腹を立てていたそうです。

ところが、母が危篤になったとき、母の希望を叶えたいと言い出したのは父でした。

母が望んでいた葬儀をするために、父がまずしたことは、井上さんに演奏してもらえる日を葬儀の日に設定することでした。 おかしな話ですが、私は危篤の母の病室から、井上さんに電話をしました。 これも不思議なご縁としか言いようがないのですが、井上さんの職場は母が入院している病院の隣りのビルで、母の病室からよく見えるのです。

井上さんの快諾を頂いて、12月15日の本葬の日程が決まりました。 翌日の早朝、母は息をひきとりました。

母の言葉通り、アンデネスさんによる「コンドルは飛んでゆく」で見送ります。来夏の十里木のコンサートを何より楽しみにしていた母に、小さな十里木のコンサートを。

たくさんの感謝をこめて。

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日記・コラム・つぶやき2007」カテゴリの記事

コメント

お母様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
コンドルは飛んでいく・・・天まで届きますように。

★ひゅぃっさん
ありがとうございます。
本葬が終わり、ほっとしています。
母が大好きだったフォルクローレ。
ミルカさんのライブも、
こっそり聴きに行っているかも知れません。(笑)

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