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石のアルバム

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    海岸でひろった石ころにペイント。 ネイティブアメリカンの言葉を添えました。

「おなまえペン」で布に落書き

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    「布用おなまえペン」で無地のポーチやサコッシュに描いています。
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2007年11月22日 (木)

今、話せること・・・。

今日現在話せること・・・。明日は変化しているかもしれませんが・・・。

箱根から帰った翌日、母が呼吸困難を起こして緊急入院してきのう退院。退院の直前に病室で転び、軽い怪我をして騒動に・・・そして今日もまた同じように呼吸が苦しくなって急遽病院へ。家に戻って酸素吸入・・・まるでジェットコースターのような日々でした。いやたぶんこれからもそんな日々が続くでしょう。

今、母の状態は落ち着いていますが、常時酸素の吸入が必要な状態です。

でも母の内臓はなかなか頑丈で、そんな状態でも食欲だけは衰えません。よほど食いしん坊だからでしょう。(笑) 食べられること=体力があるので、そのことはいつも主治医から褒められています。褒められるとけっこう得意げに自慢したりもしています。

同じ「癌」という病気でも、場所により種類により年齢により人により、進行も治療方法も治癒も転移も再発もまったく違ってくるわけですが、 もっと言ってしまえば癌に限らず、生きている人の数だけ人生があるのだから、生を終わらせる道も同じように人それぞれ違って。同じ道はひとつもないのだと母を見ていてつくづく感じます。

ホスピス、緩和ケアについて語られるとき、必ず聞かれる「人間の尊厳」という言葉がありますが、尊厳とは、世界でたったひとりの、その人だけの生き方と命を尊重することに他ならず、それはあくまでも本人が最後までこう生きたい、という意志があってこそのことだと思います。 

告知を受けて、緩和病棟で残りの時間を大切に過すことができる人は、自分の最後の時をここで過すという勇気ある意思と、思慮深さを持ち合わせている一部の幸せな人なのかも知れない。

たとえば家族が残りの時間を緩和ケア病棟で過させてあげたいと思っても、本人の意思がなければ病棟に入ることはできません。  そしてたとえ本人にその意思があっても、緩和病棟の空きを待つ人が大勢いて、待っているうちに時間がなくなる、という人はたくさん居るそうです。 まだ日本国内に緩和ケア病床はわずか3000床しかありません。

実際には告知を現実にとらえられないまま亡くなっていく人も多く、告知や緩和治療が一般的になって、「人間の尊厳」という言葉が聞かれるようになった今も、それはとても難しい問題なのだということがよくわかります。

我が家では、緩和ケア病棟の方向を捨て、最後まで母を家で診ることに決めました。

なぜなら母は、末期である自分の病状を知りながらも、来年の春には友達と小旅行に行くことを楽しみにして、来年の夏には、絶対に十里木のコンサートに行く、と言っています。

今の母にとっては、癌という病気はすでに問題ではなく、ひとつひとつの不快な症状、たとえば頑固な便秘や背中の痛みや呼吸が苦しいことなどが、ひとつづつ緩和されれば、それだけで元気になって笑顔を見せてくれます。残された時間をどう過すかということではなく、あえて病気が良くなることでもなく、ただ、「明日の楽しみ」「来年の楽しみ」を支えに、そういうひとつひとつの小さな希望を支えに、日々を重ねていくことが母の生きる力になっています。

そんな母に残された時間をどこでどう過すかという話は、意味のないことのように思えます。

だからたとえ病院のように手が届かないことがあっても、我が家がどこよりも過しやすい緩和ケア病棟であればいいと・・・。今はそう思っています。 

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コメント

家族っていいな、と。
 かなり大変な状況でしょうが、ゆっちゃんのお話を読んでいるとそう思えてきます。
楽しい計画、予定は間違いなく生きるモチベーションをあげてくれます。お母様のご様子を読んで、『まったくだぜ!』と思いました。生きてるうちは出来るだけの事しとかんと・・・。お母様もお体大変でしょうが、楽しい時間がたくさん持てますように。
 ご家族の皆さんよい日々を送れますように
 また、お電話でもしたいのですが。
お邪魔でなければ。
そんじゃ、       

★イナバさま
嬉しいコメントの輪唱ありがとうございました。
同じコメントが3つ入っていたのを見て、
ぶははと笑って
それだけで元気もらった。(笑)
さすがjunちゃん。これってもしかしてわざと?
なんて思ったのでした。
一応ワンコーラスを残してあとは消しておきましたが。ふふ。

今日も相変わらずの富士急ハイランド状態でした。
ふっと時間があいたらこちらからも連絡しまっせ。

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