バッタリの魔術
きのう、娘は友達と一緒に映画を見に行きました。(お友達のママが連れて行ってくれました。)見に行ったのは 木村拓哉主演の「HERO」 ついこの間まで、見たい映画はジブリとディズニーに限っていたのにキムタクだって。(笑)
帰ってきてしばらくたってから、「あ、そーいえばパピーの前でじんさんが何かやってたよ」(パピーとは富士駅前の、映画館のあるショッピングセンター)「何かやってたって何を?」「たぶん・・・イベントかな?」「歌ってたの?」「ううん、セッティング?っていうかリハ?」 ・・・セッティングだとかリハだとか、まったくいつの間にそんな言葉が身についたのやら。
ローカルだから当たり前ともいえますが、世間は狭い。(ちなみに富士市の人口は24万人です) この街に帰ってきてから、どこかで誰かにバッタリ会う、ということが本当に多くなりました。 そういえばきのうも父母のなじみの鰻屋さん、「牛や」のおばちゃんにバッタリ。「あら、おかぁさん元気?」と聞かれてどう答えようか困ってしまいました。 (カンケーナイけどこのおばちゃんが漬けるお新香は絶品!!鰻とのコンビネーションが抜群です) そして今日も子ども会の顔見知りに妙なところでバッタリだったし。娘もじんちゃんにバッタリ出くわしていたわけで・・・。
でもこのバッタリでちょっとした詐欺に遭ったのがうちの父。(笑)父は以前小さな紙加工の工場を営んでいたのですが、東京に出張したとき、新幹線のホームで「いやぁ社長!お久しぶりです~」とにこやかに声をかけられ、「誰だったっけ?」と思いながらも世間話に花が咲いてしまい、(知らない人と世間話ができてしまうところが父のヘンなところ・・・)「わたくし会社を退職してからこういういうものを売る仕事をしているんですよー、景気が悪くて厳しいですねぇ~」なんて、すっかり騙されて安っぽい腕時計を1万円で買わされてしまったのでした。 あとで考えたらやっぱり知らない人だった、・・・って遅いっつーの! 普段はなんでも合理的にものを考えて商売では先手を打つことに長けている人ですが。このとき「バッタリの魔術」にかかってしまったことを数年経った今でも悔しがっています。
が。なぜかその(ほんとは1000円くらいの)時計は他の腕時計と一緒に「家宝」として今でも大事にしまってあるのでした。(笑)
「日記・コラム・つぶやき2007」カテゴリの記事
- 強風の大晦日(2007.12.31)
- Merry Christmas !(2007.12.25)
- がんばれ娘!(2007.12.22)
- 袖振り合うも他生の縁(2007.12.29)
- 矢のように日が過ぎて・・(2007.12.18)
コメント