コンクールの思い出
きのう12日は、アメリカのニューヨークでは11日、言うまでもなく9・11同時多発テロからちょうど6年の月日が経ち、少なくとも朝のテレビはこの話題でした。ところが午後には安倍総理が突然の辞任とのニュースで各局おおわらわ。9・11はすっかり吹き飛んでしまいましたね。
NY同時多発テロからもう6年が経つ、というのも感慨深く、あのニュースを知ったときのショックは今も忘れられません。
しかし安倍総理が昭和29年生まれで、えっ?! 私と4つしか違わないの? 同年代は松任谷由美、石田純一、と聞くと、ずい分若い総理大臣だったんだなぁと、改めて驚いた次第です。 海千山千のおじぃ達からはぶちぶち言われ、年下のコイズミチルドレンからも突き上げられ、きっと心労が重なったのでしょう。どの議員さんも「有り得ないことだ」とか「信じられない。無責任だ。」とか言ってるけど、責める暇があったらどんどん次のことに取り掛かってくれなきゃ。ただでさえ安部内閣は問題ばっかりで・・・ (^O^) あ、これ以上はやめとこっと。
で。下の写真はそんな話とはまったく無関係な、先日の地区体育祭の応援合戦の写真です。大塚愛のピーチ。 (^O^)
ところで、11日のブログにlennyさんからコメント頂いて、そうそうそういえば、と思い出したことがあります。 かれこれ20年くらい前に、私も「全日本古楽コンクール」というものにエントリーしたことがありました。
最近、ドラマ『のだめカンタービレ』のロケに校舎が使われて有名になったらしい(?)と聞きましたが、 とある音大の短期大学部の音楽教育科を中退して数年が経ち、20代も後半だというのに何者にもなれない自分に空回りしていた時期です。 とにかく何か目標を立てないと前に進めないような気がして、コンクール出場を決めたのでした。ブロックフレーテソロ部門での出場。チェンバロの相棒と一緒に山梨まで行きました。 (ブロックフレーテ=ドイツ語/バロックリコーダーの正式名称) 結果はどの賞にも引っかかることなく惨憺たるものでしたが、そのことよりも、コンクールが終わった直後、ある方から、
「あなたのような、感情がこめられたリコーダーを聴いたのは初めてです。・・・でも、あなたのリコーダーはバロックじゃないね。」
・・・と言われました。これがショックで。 自分では完全に「バロック音楽」を学んできて、「バロック音楽」を演奏しているつもりだったので。 入賞できないことは覚悟していたし、それよりも出場できたことで多少なりとも達成感を感じていたのですが、その言葉にガツンとやられ、意気消沈して東京に帰ることになりました。
でもその言葉を頂いたおかげで自分が音楽で何を表現したいのか、ということを初めて考えました。 もしバロックが感情を入れてはいけないものだとすると、私には向いてないのかもしれない。(笑) だからその枠を飛び出して、バンドの中でリコーダーを吹いたり、お芝居の中で即興演奏、などということに挑戦していくことになったのだと思います。
だから今はその言葉の意味も理解できるし、言ってくださった方に感謝しているのですが。それがいったい誰だったのか、声と言葉だけはしっかり記憶されているのに・・・実は顔も名前も、まっっったく覚えていないのでありました。(笑)
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